重要な存在であってはいけない 何かができる自分は価値があるがありのままの自分には価値がない |
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抑圧的で厳しい親から「お前はダメだ」「お前は大したことができない」「子どもは黙っていなさい」などと言われ続けたり、話を聞いてもらえず無視されたり、馬鹿にされたりすると、『重要な存在であってはいけない』というリミッティング・ビリーフが刷り込まれる。現在も長男と他の子どもとの間に差を付けたり、男の子を女の子よりも優遇したりする地方や家庭が存在するが、そのような場合でも長男や男の子以外の子どもに対して『重要な存在であってはいけない』というリミッティング・ビリーフが刷り込まれることがある。 |
【主訴】
□ 自分には価値がないと思う
□ 劣等感が強く、自分に自信がない
□ ちょっとしたことでも、すぐに「私はダメ」と落ち込んでしまう
□ やる前から「自分はできない」と思ってしまう
□ 上司やリーダーなど責任ある立場を任されると緊張し、本来の力を発揮できない
□ 人前で緊張する
□ 失敗を過剰に恐れる
□ 人からの評価、人からどう思われるかが気になる
□ 人の意見に流される。言いたいことが言えない
□ 言い訳が多い
□ プライドが異常に高い
□ 自分のすごさをアピールする
□ 自分を他人と比較して過剰に勝ち負けにこだわる
□ 人からの批判、叱責に対して過剰反応する(不機嫌になる、落ち込む、攻撃で返す)
□「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
□人から褒められても素直に受け取れない
『刷り込みの場面』
●「お前はダメだ」「お前にそんな難しいことができるわけない」といったように親から否定ばかりされていた
● いつも怒られてばかりいた
● 何かができた時だけ褒めてもらえた
● 努力をして頑張っても、何をしても認めて(褒めて)もらえなかった
●「何もできない人間には価値がない」と言って親から育てられた
● 自分以外の他の兄弟、姉妹だけが可愛がられた
● いつも上から抑え付けられていて自己主張を許されなかった
● 親が自分の話を聞いてくれなかった
● 親から「(自分のことより)もっと人の事を考えろ」と言われていた
● 自己重要感の低い親を見て育った
欲しがってはいけない |
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弟や妹のため、親や家庭の事情のために、欲しいものを我慢させられたり、自分の意志で「欲しがってはいけない」と決心した経験を通して『欲しがってはいけない』というリミッティング・ビリーフが刷り込まれる。 |
【主訴】
□ 人を優先して考える。自分は二の次。「家族のため」「親のため」と考えていることが多い
□ 人に頼みごとができない(なぜなら、そうすることに罪悪感を感じるから)
□ 自分が欲しいものを「欲しい」と言えない
□「どうしたいの?」と聞かれても答えられない。「何でもいい」と答えてしまう
□ 自分の欲求を明確にしない
□ 自分のお金なのに自分のための物を買えない
□ 自分の欲しい物を選べない
□ 自分の欲しいものがわからない
□ 自分の欲求を素直に出している人を見るとイライラする
□ 自分が本当に欲しいものはわからないのに、それほど欲しくないものを欲しがる
『刷り込みの場面』
●「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と言われて、いつも我慢ばかりさせられた
● 親のため、家庭の事情のために、欲しいものを我慢しなくてはならなかった
● 両親から「欲しい、欲しいと言ってはいけない」「我慢するのは良いことだ」と言い聞かされた
● 両親が自分の欲求を口に出せない人だった
成し遂げてはいけない |
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完全主義の親に絶えず批判されて育つと、子どもは「自分は何も満足にできない人間だ」と受け止めて『成し遂げてはいけない』というリミッティング・ビリーフを刷り込まれる。他方、スポーツやゲームでいつも子供を負かしていた父親が、子どもが勝ったとたんに止めてしまえば、子どもには「お父さんには勝つな。さもなければ嫌いになるぞ」と解釈され、これが子どもの心の中で『成し遂げてはいけない』というリミッティング・ビリーフに変換されるといったような場合もある。 |
【主訴】
□ いつも成功の一歩手前で失敗し、最後
までやり遂げられない
□ 成功の一歩手前で、人に手柄を譲って
しまう
□ 自分に自信がなく「もしも上手く出来
なかったら・・・」とビクビクしやす
い
□ 「成功してはいけない」と感じる(成
功すると嫌われる、妬まれる、人が離
れていくと感じる)
□ 何かを達成しても、そのことを人に言
えない(成功すると嫌われる、妬まれ
る、人が離れていくと感じる)
□ すぐに「自分はできない」と思ってし
まう
□ 成し遂げると(失敗しない)寂しくな
る。悲しくなる(なぜなら「振り向い
てもらえない」)
□ 飽きっぽい
□ 「やろう」と思って始めても、なぜか
途中で興味が無くなり止めてしまう。
途中でやめたくなる
『刷り込みの場面』
● 完全主義の親から「お前は何一つ出来
ないやつだ」と言われて育った
● 失敗ばかりを取り上げて非難された
● 成功して目立ったらイジメにあった
● 成し遂げたときに、親が悲しんだ。親
が寂しそうにした(「親の役割を取っ
てはいけない」と感じた)
● 親に勝負で勝ったら、親に嫌われた。
親の機嫌が悪くなった。
● 失敗した時だけ、親が自分の方を振り
向いてくれた
● 成し遂げたときに、親(親友)が離れ
ていった。遊んでくれなくなった
● 親から「成功すると人に妬まれるから
いけない」等と言い聞かされた
成功を感じてはいけない |
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子どもの頃に、何をどれだけやっても認めてくれない親から「まだ、まだ」「もっと、もっと」「この程度で満足するな」「これくらいでいい気になるな」「上には上がいる」などと言われ続けると、たとえ何かを成し遂げた時でも達成感を感じられず、『成功を感じてはいけない』というリミッティング・ビリーフが刷り込まれる |
【主訴】
□ 何をやっても、どれだけやっても達成
感がない「まだ、まだ」と感じる
□ 今、自分が出来ていることに気が付い
ていない。次々にやるべき事が出てく
る
□ つねに「やるべき事」をたくさん抱え
ている
□ 次々にやろうとして転職を繰り返す。
事業を拡大しすぎる(「まだ、まだ」
「もっと、もっと」)
□ 過剰に頑張り屋さん
□ ワーカーホリック(仕事中毒)
□ 先延ばし癖(例:何かに取り掛かるが
途中でやる気がしなくなる)
『刷り込みの場面』
● 子どもの頃、常に「まだ、まだ」「も
っと、もっと」「そんなんじゃだめだ
」などと言われて育ち、成功体験や達
成感を味わった経験がない
● 何かをやり遂げても、当然のこととし
て親から褒めてもらえなかった
● 親が失敗ばかりを取り上げて非難する
人だった
● 親から期待されずに育った
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